画像はABEMAアニメで公開中の『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~ 第9話』より
ドリームモンキーズが目指す全日本選手権大会B優勝。
その緒戦を前にして、鷺沼梨子には気になることがありました。幼馴染でディフェンダーのポジションにいる高木尚実が、攻め込まれると退いてしまうくせがあることに気づいていたのです。
幼いころのトラウマから人とぶつかることが怖くて退いてしまうという尚実のために、梨子は相手との接触を減らしてディフェンスの効果を高める方法を考え出し、厳しい練習の末尚実はそれを身につけることに成功。
そして始まる大会B。その一回戦で、梨子は相手と接触して体勢を崩した尚実を守るために下敷きとなり、怪我をしてしまいます。
プラオレ!9話レビュー
医務室へ連れて行かれた梨子。ひねった足首は紫色に腫れ上がっています。よくても捻挫、最悪骨折の可能性もあるので、無理はさせてはいけません。
昔のアホなスポ根アニメだと、怪我しても無理をおして出場するのが美談的に描かれたりしていたけれど、選手の将来を考えたらそんなことは美談ではないし、そんなことをさせる監督は無能でしかありません。
無能ではない羊子さんは、愛佳世代の先輩の中から右ウイングの浮田志乃を梨子のポジションに入れます。むぅ鈴木愛奈の無駄遣い…
攻撃の要だった梨子がいなくなったせいで、チームはうまく機能せず、相手チームに先制点を許してしまいます。
そして、自分をカバーしてくれるという約束を守ったために梨子が怪我をしてしまったため、尚実は試合に集中できず精彩を欠きます。
尚実が羊子さん申し出て顔を洗いに控室に行くと、そこには一人梨子が目を腫らし、怪我をしてしまった自分を悔いていました。
その姿を見て尚実には期するところがあったらしく、引き締まった表情に。
戻ってきた尚実の目に強い意思を感じた羊子さんは、尚実をリンクに戻します。
羊子さんが監督として優れているのは、リンクに送り込んだ選手たちを信頼できる度量ですね。
今まで梨子に助けてもらってばかりいた尚実は、梨子がいない今こそ自分の力で相手を止めなければと強く思います。
幼稚園生のころからの幼馴染の梨子と尚実。尚実はずっと梨子に守られてきました。ずっといっしょにいたのに、尚実の前では泣いたことがなかった梨子。そんな梨子が控室で泣いていたのを見て、尚実は自分ががんばる番だと決意したのです。
それは、幼いころに一時アイスホッケーとフィギュアスケートに道を分かった二人が、今再び同じチームでアイスホッケーを始めて、そしてこれからずっといっしょにアイスホッケーを続けたいという思いからの決意でした。
尊みマックス!まさか尊さで前回を超えてくるとは!!
優が単騎切り込んで1点を返し同点。
優は次の点を取るための作戦を愛佳に聞かせます。
逆に攻め込まれるドリームモンキーズ。尚実は梨子との練習の成果を活かして相手からパックを奪取!
それを受けて攻め込む優。自分に相手をひきつけてから、愛佳にパスを出し、見事ゴール!
あの自分が自分がと周りが見えていなかった優も、チームメイトを信頼してチームの力で勝つというスタイルに進化していました。
一方そのころ釧路スノウホワイト。
助っ人外国人のマヤ・ウォーカーの活躍で試合には大勝。ところが選手たちは、マヤさえいればまた上に行けると、マヤの力に乗っかる気まんまん。
一人山中依里CV.みもりんだけがそんなチームに危機感をもっていました。しかし、そんな危機感も他の選手には届かず吉池えまCV.そらまる先生に八つ当たりとまで言われる始末。あぁミルキィホームズが不和に…
思えば優が独善的になり釧路スノウホワイトを出ていくことになったのも、こういうエースだよりで自分たちがいっしょに支えていこうという気概をもたないチーム体質のせいで、優ばかりが悪かったのではないのでしょうね。
それを思えば、優一人の力に乗っかってやろうという発想すらない愛佳たちと出会えたことは優にとって本当にいい転機でした。
日光では、梨子と尚実がNikkoNasuのラスク屋さんでお猿さんコンプリートをお互いにおごり合っていました。
梨子は「なおといっしょなのが一番楽しいんだよね」と素直な気持ちを伝えます。それに照れながらも自分も同じ気持ちだと返す尚実。
尊さ天元突破!!!!
聞こえているくせに「今なんて?」と聞き返す梨子。一昔前のラノベ主人公か!
サブタイトル『awakening』の通り、尚実が梨子とずっといっしょにいたいという気持ちに気づいて覚醒した神回でした。
でも、尚実はずっと支えられていたと思っているけれど、実は梨子にとっても尚実は心の支えだったんですよね。
いいよねお互いがお互いの未来を築く希望の光なの。今回そのtriggerがpullされて命に勇気が灯されたんだね。
そして自宅に戻った愛佳のところに、東京に転校した真美が日光に遊びに来るという連絡が入りました。
つまりあれか!愛佳を挟んで今の女と昔の女の間で修羅場が!
幼馴染マウントをとる真美に、でも今のパートナーは自分だからと対抗する優とか見られるんですか!?
プラオレ!コラボパネルめぐってきた日光編
今週の聖地巡礼。
9話には、梨子と尚実が幼いころに遊んでいた公園が出ました。これは東武日光駅から歩いて5分ほどの稲荷町防災公園です。
画像はABEMAアニメで公開中の『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~ 第9話』より
前にホッケーショップが出たときも思ったけど、背後の日光連山が省かれるのなんででしょうかね?二荒山神社になんか言われるんだろうか?
画像はABEMAアニメで公開中の『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~ 第9話』より
稲荷町防災公園の場所はこちら。
観光客の人はあまり行かない静かな住宅地の中にあります。
現在プラオレ!は東武鉄道とコラボ中。その一環として日光市内各所にQRコード付きキャラクターパネルが設置されています。QRコードはスマホで読み込むと各キャラが設置された場所にちなんだことを言うオリジナル音声を聞くことができます。
前回は今市地区をまわったので今回は日光地区。
市外の人にはわかりにくいかもしれませんが、日光市民は合併された後でもだいたい合併前の区分で地区を呼びますね。日光市民が日光と呼ぶときは、旧日光市を指す場合が多いです。
まず一箇所目は日光田母沢御用邸記念公園。
御用邸からちょっと離れた位置にある茶寮の前に彩佳のパネルがありました。
その茶寮さんは春まで休止。茶寮さんが休止でもパネルは展示されます。
ただ、風に吹かれてガタガタ言ってたんで、早く行かないと壊れるかも。
彩佳は映えがーとか地蔵がーとか言ってます。詳しくは自分で行って聞いて下さい。
次に観光案内所を兼ねる日光郷土センター。
入り口すぐ横に、9話のヒロイン尚実のパネルがありました。
尚実が言うように日光郷土センターの周囲には飲食店が多数あっていろいろおいしいものが食べられます。だいたい観光地価格の店ですけど。
まあ地元の味みたいなのにこだわらないなら、近くにガストもあります。
最後に東武日光駅。
改札横の案内所の片隅に羊子さんのパネル。
ここからレッツラゴーみたいなこと言ってるのに、こんな目立たない場所に置いてどうすんだと思います。
これならまだ、線路を挟んだホームからはよく見える場所に置いてある下今市駅のほうがましかな。あれはあれでホームの鹿沼寄り半分ぐらいから駅舎方面を見ないとダメだし、そもそも駅構内にあるという点でダメすぎるんですけど。
東武鉄道はあれかな?アニメとのコラボなめてんのかな?