地図アプリなどのサービスを提供しているナビタイムは「NAVITIME」で検索されたスポットのトップ100ランキングを発表しました。
その人気スポット総合ランキングで、日光東照宮が4位にランクイン。
世界遺産としての存在感と注目度の高さを示しました。
東照宮は昨年10位から4位にジャンプアップ
同ランキングで日光東照宮は昨年10位。
それが今年は4位と一気に順位を上げています。
1位伊勢神宮
2位東京ディズニーランド
3位御殿場プレミアム・アウトレット
と、3位までに強すぎるスポットが名を連ねる中、4位に入ったのは快挙。
続く5位の出雲大社、6位のUSJよりも注目されたことを考えれば、かなりがんばった結果だと思います。
とはいえやはり認知度が低い栃木県
4位に日光東照宮が入ったのは喜ばしい。
とはいえ、100位に入ったスポット全体を見ると課題はあるなと感じました。
4位の日光東照宮以外で100以内に入っている栃木県のスポットは、25位の佐野プレミアム・アウトレットのみ。
関東他県のみを拾い出してみても、東京は別格としても千葉、埼玉、神奈川などのスポットは数多くランクインしています。
栃木県民として言わせてもらえば、栃木県内に魅力的なスポットは数多くあるし、日光市内だけでも中禅寺湖や日光湯元温泉、鬼怒川温泉や龍王峡など、もっと注目されてもいいスポットがたくさんあります。
魅力的なスポットはたくさんあるのに、認知度が低くて注目されないという栃木県のかかえる最大の弱点がこのランキングにも反映されているようです。
アニメ聖地が一つもない
さてナビタイムでは「アニメ聖地」ランキングトップ30も発表しています。
1位は『ゆるキャン△』で広く存在を知られるようになったふもとっぱらキャンプ場。
さすが来年にはアニメもドラマも2期が放送される人気作だけあります。
この聖地ランキングの30箇所の中に、栃木県のスポットは一つも入っていません。
アニメの「聖地」へ観光誘致を行う「アニメツーリズム」は、観光庁も注目する新しい観光業の形です。
観光を県内産業の大きな支えとしている栃木県、とりわけ日光市がここに手を付けていないのはあまりにもアンテナが低いとしか言いようがないですね。
しかし幸い、来年日光市を舞台としたアニメ『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~』が放送されることになりました。
プラオレ!は日光市に住む少女たちが主人公となるアイスホッケーアニメ。
日光市長さんも全面協力態勢なので、地元と作品がうまく協力すれば日光市もアニメ聖地のランキングに入ることも夢ではありません。
