JR日光線は、明治23年=1890年に日本鉄道の路線として開業して以来今年で130周年となります。
それを記念し、日光線各駅では記念式典や展示会などのイベントが行われてきました。
その一環として、本日12月11日から13日までの3日間JR東日本が企画するウォーキングイベント「駅からハイキング」コース「【日光線開業130周年特別企画】日光杉並木を歩く今市ハイキング」が開催されています。
全行程は以下の通り。
- JR今市駅
- 道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣
- 報徳二宮神社
- 如来寺
- 片山酒造
- 日光だいや川公園
- 報徳庵
- 旧江連家
- 瀧尾神社
- 日光市歴史民俗資料館・二宮尊徳記念館
- 上澤梅太郎商店
- 日光の庄
- 渡邊佐平商店
- 道の駅日光
- JR今市駅
主催者発表だと9.5kmのコースになるようです。
スタート地点はJR今市駅
ということで、スタート地点はJR今市駅。
駅からハイキングはJRが催行しているイベントなので、JRでスタート地点まで移動してくださいねという前提があります。
でもまあ、今市に住んでいるから駅まで行く必要はないんですが「駅からハイキング」に参加するのだから一応駅からにしようと思い、駅まで行きました。
ここからまず道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣へ向かいます。
その途中、来年開業予定のNIKKOランドマークがだいぶできあがってきました。
道の駅日光内、セブンイレブンと同じ棟にある観光情報館で受け付けをします。
まずこのカードをもらい、QRコードをリーダーっていうか設置されていたスマホに通すと受付完了。
受け付けをすると日光線130周年記念クリアファイルをもらえます。
クリアファイルの中にはコースの地図が入っているので、これに従って歩きます。
コース自体はわかっているのだからいちいち受け付けする必要があるのかなと思う人もいるかもしれませんが、この地図があると途中でいろいろ特典がつきます。
報徳二宮神社・如来寺
道の駅日光を裏口から抜けて、まず報徳二宮神社へ。
江戸時代末期に日光の農村を荒廃から救った偉人・二宮尊徳を祭神として祀る神社です。
時節柄使えなくなっている手水鉢はきれいに飾り付けがしてありました。
二宮神社の拝殿。
その前に…誰だおまえ!
前はこんな中途半端なゆるキャラみたいのはいなかったんですが。
拝殿の奥にある二宮尊徳像は、バラとつばきの花に囲まれていました。
二宮神社を出て、その近くの如来寺へ。
如来寺は室町時代の中頃に暁譽という僧によって建てられた浄土宗の寺です。
ただ、暁譽についてはよくわかりません。
境内の片隅にある観音堂とお地蔵さんが紅葉の落葉につつまれていい感じに風流でした。
片山酒造で試飲
如来寺の前の道を西に進み、みちなりに曲がっていくと東武日光線の線路があるので、ガードをくぐります。
ガードをくぐるとほどなく片山酒造さんに着きます。
片山酒造さんは明治13年=1880年創業。
つまりJR日光線より10年古い140年の歴史を持つ老舗造り酒屋さんです。
駅からハイキングの地図を見せると、片山酒造さんのお酒を試飲できます。
私はとてもお酒が弱いので普段は飲まないです。
でも、せっかくの機会なのでいただくことにしました。
まず本醸造日光路は、雑味がまったくなくすっきりして飲みやすい。
片山酒造さんでは地下16mから汲み上げた水を使っているとのことで、お酒だけれど水のよさがよく分かる感じです。
原酒柏盛は本醸造日光路に米のうまみが加わった感じでおいしい。
大吟醸ほほえみは、酒に詳しくない私にはうまく表現できないけれど、とにかくランクが違う味でした。
ただ、大吟醸は私には高級すぎるので、もしお酒に強いなら、普段飲むのに選ぶのは原酒柏盛のほうですね。
すこしずつとはいえよいお酒を試飲させていただいたうえに、おちょこのお土産までいただきました。
日光だいや川公園を散策
片山酒造さんを出て大谷橋へ向かいます。
この前登った茶臼山の木々がだいぶ葉を落としているようです。
大谷橋は渡らず、左に曲がってサイクリングロードを日光方面へ進みます。
水郷橋が見えてきました。
水郷橋は歩行者と自転車専用の橋で、橋の向こうには丸山公園があります。
今日は渡らず、橋の向かいにある道から県道248号線に移動します。
県道248号線に出たらさらに日光方面へ。
キャンプ場入り口前の横断歩道を渡り、少し歩くと日光だいや川公園の入り口があります。
せっかく来たので、直売所に寄って地場野菜をいくつか購入しました。
ここからしばらくは日光だいや川公園内の散策です。
ディスクゴルフ場の片隅に、花をつけた桜の木が一株。
これはジュウガツザクラといって、秋から春にかけて花を咲かせる桜です。
日光だいや川公園に沿って東武日光線が走っています。
公園の敷地の端っこに小さなガード。
ガードをくぐった先には、馬力神や馬頭尊など人とともに働いて死んだお馬さんを弔う石碑群があります。