江戸時代末期、二宮尊徳という偉大な人物が日光にやってきました。
尊徳は相次ぐ飢饉で荒廃した日光の農村を救いに来たのです。
これは名目上は幕府の事業ですが、幕府は一文も金をださないという体たらくで、尊徳は自ら資金を集め、灌漑用水を整備し、農家の経済支援を行って米作りや植林を奨励しました。
そのおかげで日光は豊かな農業地帯へと生まれ変わったのです。
私は農業については素人です。
でも、日光産の米も野菜もとてもおいしい!
だから日光の農業はクオリティが高いと思います。
今回は、県外では手に入りにくい日光の農産物を購入できる直売所をいくつかご紹介しようと思います。
道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣 ニコニコマルシェ
まず、県外からの観光客にも利用しやすいのがここ。
道の駅日光の商業施設「ニコニコマルシェ」は、売り場面積の1/3ぐらいが野菜売り場です。
季節によっては日光産の米なども売られています。
東武線、JRどちらの駅からも行きやすく、野菜といっしょに日光限定お菓子などのお土産も購入できるのでおすすめです。
住所 | 日光市今市719-1 |
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営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日第 | 3火曜日(祝日の場合はその翌日) |
支払い方法 |
現金 クレジットカード 電子マネー |
日光ブランド情報発信センター だいやの森旬菜館
上今市と日光の間の大谷川ぞいにある広大な日光だいや川公園の一角にある直売所です。
ここにはスーパーの野菜売り場ではお目にかかれないような珍しい野菜が集まります(季節によります)。
ちょっと変わった野菜を手に入れたいならここがおすすめ。
車がないと行きにくい場所ですが、上今市駅から歩いて行けなくもないです。
住所 | 日光市瀬川844 日光だいや川公園内 |
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営業時間 |
3月~10月 9:00~17:00 11月~2月 9:00~16:00 |
定休日第 | 年末年始(12月30日午後~1月5日) |
支払い方法 | 現金のみ |
JAかみつが森友直売所スマイル館
JAかみつが日光中央支店の一角にある直売所です。
ここはほぼ地元向けの直売所で、売っている野菜はだいたいありきたりなものです。
ただ、スーパーで売られている野菜より新鮮で安いので日常的に利用するには便利です。
野菜や果物の他、花卉や地元の窯で焼かれたらしき陶器なども売られています。
住所 | 日光市森友923-3 |
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営業時間 |
3月~10月 8:30~17:00 11月~2月 8:30~16:00 |
定休日第 | 年末年始 |
支払い方法 | 現金のみ |
きのこの杜青空市場
今市から鬼怒川方面へ向かう国道121号線沿いにあります。
「きのこ総合センター」の直売所です。
きのこの杜というだけあっていろんな種類のきのこが安く売られています。
最近きのこの直売所で誤って毒キノコが売られたというニュースがありましたが、ここで売られているきのこは養殖のものなので安全です。
きのこの他に地場野菜も売られています。
住所 | 日光市大桑町931 |
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営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日第 | 無休 |
支払い方法 | 現金のみ |
JAかみつが豊岡農産物直売所
きのこの杜よりちょっと今市寄りのところにあるJAの直売所です。
それほど広くない直売所ですが、私が行った時は「ゲキカラ」と書かれた生唐辛子というちょっと尖ったものが売られていて思わず買ってしまいました。
本当に激辛だったので辛いもの好きには嬉しいものでした。
車で鬼怒川温泉などに行った帰りに寄ってみるといいかもしれません。
住所 | 日光市大桑町1142 |
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営業時間 |
4月~12月 8:00~16:00 1月~3月 8:00~15:00 |
定休日第 | 年末年始 |
支払い方法 | 現金のみ |
JAかみつが今市農産物直売所
日光市役所の近くにある直売所です。
屋根付きだけれど野外販売所みたいな感じですね。
ざっと見て回って、あまり品揃えはよくないなと思っていたところ、
こんなものを見つけました。
激レアと書いてあります。確かに他の直売所でもスーパーでも見たことがない品種です。
調べてみると2012年に種苗が販売されるようになった新しい品種だそうです。
激レアのいものわりには安いので、中サイズ2本入り150円の袋を買ってみました。
我が家には石焼窯的な調理道具があるので、焼き芋にしてみました。
一口食べると…クッソ甘え!
私はホクホク系よりねっとり系のさつまいものほうが好きです。
これはまさに私の好みにぴったり!
しっとりねっとりとした食感に、砂糖水でも注入したんですかと思えるほどの甘み。シルクスイートという名前をまったく裏切っていません。
これ安納芋にも負けないおいしさだと思うんですよね。
こんなにおいしいさつまいもを育ててしまう日光の農家さんは、やっぱりクオリティが高いと思います。
あと、1時間近くかけてゆっくりじっくり焼き上げる石焼窯も、この芋のポテンシャルを最大限に引き出してくれたと思います。電子レンジでお手軽に加熱したのではこの甘味は引き出せないでしょう。
日光の季節ごとの野菜を持ち帰ってください
ここでご紹介したのは日光市内の直売所の半分弱ぐらいです。
直売所の特徴は、やはりその季節ごとの旬の野菜を安く購入できること。
地域に密着したものなので、観光で来た人には行きにくい場所のところもありますけれど、わざわざ行って買うだけの価値はあると思います。
日光の農産物は市外、県外にはあまり流通していませんから、日光に来たらぜひ買って持ち帰ってみてください。