現在日光市では、各飲食店が日光産の素材を使って創作した丼を提供し、投票によりグランプリを決める「NIKKO-DONグランプリ」が開催中。
かなりひっそり開催中。
今日は道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣5周年記念祭の様子を見に行くついでに、商業施設ニコニコマルシェ内にあるかなめ屋さんで日光丼をいただいてきました。
NIKKO-DONグランプリについては公式サイトhttps://www.nikko-don.com/index.htmlをチェックしてください。
かなめ屋のNIKKO-DONメニュー「日光ひみつ豚のハンバーグ丼」
かなめ屋さんはニコニコマルシェの中でかなり広い面積を占める飲食店です。
こちらがレギュラーメニュー。普段は日光産の素材をふんだんに使った和食を提供しています。
NIKKO-DONグランプリ公式サイトにあるメニューだと「日光ひみつ豚のキャベツハンバーグ丼」となっていて、「ひみつ豚の美味しさにキャベツの甘みとシャキシャキ感が合わさって最高の一品になりました。」という説明がついています。
でもこれキャベツないですね。
キャベツのかわりに炒り卵が添えられているようです。
日光ひみつ豚は日光のブランド豚。なんでひみつなのかというと日(ひ)光(みつ)だからですね。なんでそんな読み方したのかまではわかりません。
まずはハンバーグを一口。
歯ごたえがしっかりしたハンバーグ。というより、豚で作ったつくねのような食感です。ひき肉をしっかりこねなければこの食感は生まれません。
玉ねぎは入っておらず、多分つなぎもほとんど使われておらず、肉の味で勝負という感じですね。
ほぼ豚肉だけなのに、豚肉特有のくさみはなく、肉のおいしさだけが味わえます。
ちょっと酸味があるソースは、それだけだとちょっとしょっぱ過ぎると思いましたが、ご飯や炒り卵と合わせて食べると丁度よくなります。そこらへんのバランスがしっかり計算されているようです。
なんといっても米がうまい。
このお店では、日光産の低農薬コシヒカリ「金次郎米」が使われています。
ふっくらとして甘みというよりうまみがあるお米です。もちろん炊き方の技も加わっているはず。
170年ほど前の二宮尊徳による農地復興策「日光仕法」が現代に実を結び、こんなにおいしいお米になったのは感慨深いです。
これはまさに金次郎米と呼ぶのにふさわしい。尊徳翁も神様として祀り上げられられるより、日光の農家さんがおいしいお米を作れるほうがうれしいはず。
このお米を食べるためだけにこのお店に行く価値はあります。
ピーマン、茄子、かぼちゃの焼き物も添えられています。
これが、歯ごたえがしっかり残っているのに生ではなく、水っぽさもなくて野菜のおいしさだけが引き出された見事な味で、付け合せなのにおざなりに作られていないのがとてもすばらしい。
「神は細部に宿る」と言いますが、細かいところまで手抜きがなく職人さんの腕の高さがうかがわれます。
なんでキャベツ入れるのやめたんでしょうね?説明にあるようにキャベツのシャキシャキ感が合わさるともっとおいしいはずなのに。
でも、キャベツなしでも完成度が高い料理でした。ハンバーグと言いつつ、高いレベルの和食の技で作られているのがわかります。
3種類食べた日光丼の中では、これが暫定1位です。
他の料理も絶対おいしいはずなのでまた行きます。
かなめ屋の情報
住所 | 日光市今市719-1 |
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営業時間 | 11:00~18:00(LO17:30) |
定休日 | 第3火曜日(ニコニコマルシェの定休日に準じる) |
支払い方法 |
現金 クレジットカード 電子マネー |
公式サイト | https://www.nikko-honjin.jp/food_08 |
アクセス | 下今市駅から徒歩5分 |