田母沢御用邸の御日拝所室内特別公開【10月15日~11月14日まで】

日光の世界遺産「二社一寺」地区の西側、「西町」と呼ばれる地区にある田母沢御用邸記念公園では、紅葉の時期に合わせて「御日拝所」の特別公開の他、インスタフォロワー割り引き、庭園料金などを実施します。

日光田母沢御用邸記念公園

日光田母沢御用邸記念公園は、明治32年=1899年、当時の東宮殿下であった嘉仁親王、つまり大正天皇の保養地として、旧紀州徳川家江戸屋敷を移築するなどして造営されました。

大正天皇崩御後も昭和天皇の避暑地として利用されています。

戦時中には防空壕が掘られ、明仁親王、つまり現在の上皇陛下の疎開先ともなりました。

戦後になって皇室ご一家の避暑地としては廃止になって国の管理下に入ります。

また、現在の御用邸と庭園部分を除いた敷地は東京大学が所有する小石川植物園=東京大学大学院理学系研究科附属植物園の分園として日光植物園になっています。

残った御用邸部分は日光市が買い取って3年にわたる補修が行われ、平成12年=2000年に日光田母沢御用邸記念公園となって現在に至ります。

御用邸内部は補修が加えられてはいるものの、御用邸として使われていた当時の様子をそのまま留め、明治から大正の当時、和と洋が入り混じっていく時代の文化を見ることができます。

こちらは経年変化で黒ずんだ天井板の洗浄過程を示したもの。

黒ずんでいた天井板が、4段階の洗浄を経て元の色になっていることが分かります。

また、この窓枠の金具なども、現代の匠によって再現されています。

芸術的な日光の匠の技を楽しめるのも魅力の一つです。

御用邸内部を歩いて以外に思ったのが、欄間が地味めということ。

戦前から華美に走らない日本の皇室のご家風がうかがわれます。

皇后陛下の御座所にあるシャンデリア。

ランプシェードの下の部分は、王水(濃塩酸+濃硝酸)で溶かした金の色だそうです。

邸内からの庭の様子

御用邸は日本庭園に囲まれており、また建物の構造が回廊のようになっていてその中心には中庭があります。

順路に従って歩く先々で窓から庭園の様子を楽しめます。

御日拝所室内特別公開

本日10月15日から11月14日までの1ヶ月間、普段は入れない「御日拝所」の室内が特別公開されます。

御日拝所は、静養のためにご滞在された大正天皇が、この南向きの窓に向かって遥拝を行う非常に重要な部屋。この窓から遥か遠くには皇居があります。

ここからは庭園の紅葉が見やすいということで、紅葉の期間だけ入れるようになります。

とはいえ今日の時点ではまだ少し色づき始めたという程度。

案内の職員さんによれば、全体的に紅葉するのはやはり11月を待たねばならないとのことです。

御日拝所の西側窓からの眺め。

こちらは東側窓。

室内の様子を見られるのも今だけです。

インスタフォロワー割り引きと庭園料金も実施

日光田母沢御用邸記念公園では、御日拝所室内が公開される10月15日から11月14日までの間、田母沢御用邸記念公園のインスタグラムのフォロワーになると100円割り引きになるキャンペーンを実施中。

ちなみにこれ、私は帰ってきてから知りました。知ってればフォロワーになってから行ったのに…

また、同じく10月15日から11月14日までの間「庭園料金」も実施されます。

これは300円で庭園のほうだけ入れるというもの。

御用邸の方は見なくていいけれど、庭園の紅葉は楽しみたいという人におすすめです。

10月15日時点での庭園内の紅葉の様子

本日10月15日での、庭園の紅葉がどんな段階かをご紹介。

緑の中に赤や黄色が混じっている様子もきれいではありますが、まだまだ始まったばかりですね。

もっとしっかり紅葉している庭園を見たいなら、11月まで待ったほうがよさそうです。

日光田母沢御用邸の襖絵ギャラリー

御用邸内では、紀州徳川家の江戸屋敷だった時代から残っている襖絵も楽しめます。

日本画が好きな人にはこちらの鑑賞もおすすめです。

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