日光から鬼怒川方面に向かう国道121号線大桑バイパスの途中にある一歩庵さんに行ってきました。
大桑バイパスを進むと看板が見えてきます。
日光産そば使用認定店
入り口の看板の横に「日光産そば使用認定店」の札がかかっています。
これは日光市が日光蕎麦のブランド力を高めることを目的に2017年より開始した認定制度です。
☆は日光産蕎麦使用50%未満
☆☆は日光産蕎麦使用50%以上80%未満
☆☆☆は日光産蕎麦使用80%以上
この店は☆☆なので、最低でも使われているそば粉の50%は日光産です。
日光が蕎麦処なのはいまだそれほど知られていないですから、こういうことで知名度を上げていくのはよい取り組みだと思います。
ちたけ鴨汁そば
一歩庵さんのメニュー。
ここはやはり看板メニューのちたけ鴨汁そばを注文するしかないですね。
「ちたけ」は特に栃木県で好まれて食べられるきのこです。
夏に生えるきのこで、夏休みの早朝に雑木林にカブトムシとりにいくと、ちたけを探して地面を見ながら歩いているおじさんがいたものでした。
ただまあ、ぶっちゃけた話私はそれほどちたけが好きではないです。
とはいえ、ちたけを食べられるのは今の時期だけですから一度は食べておきたいですね。
10分弱ほどで運ばれてきました。
まず、日光産そば粉が50%から80%の間ぐらい使われている蕎麦。
短めに切れ切れなのが手打ち感出ています。
舞茸の天ぷら付き。こちらはなんというか、特に言及することはありません。
そしてつけ汁のちたけ鴨汁。
大ぶりに切られたちたけが入っています。
鴨肉(合鴨?)、ちたけ、ナス、長ネギ入り。ちたけとナスの組み合わせは日光での定番です。
あたたかい汁につめたい蕎麦をつけていただきます。
それほどガツンとちたけの味が来るわけではないけれど、うっすらきのこのだしの味がしてそれが蕎麦の味を引き立てます。
鴨はあまり感じないですね。
そばはちょっと固めの茹で具合。
そば自体の味が突出しているというよりは、そばとつゆが合わさったときのバランスが考慮されている感じで、ちたけ鴨汁そばという一つの料理としての完成度が高いと思います。
けっこう盛りが多い蕎麦でしたが、あっという間に完食してしまいました。
鴨汁はそのままだとしょっぱいので、そば湯で薄めて飲むとちょうどいいです。
そば湯に溶け込んだ蕎麦の風味とちたけのだしがいい具合に混ざり合っておいしい汁になります。鴨はあまり感じないですけど。
一歩庵の情報
住所 | 日光市芹沼1766-91 |
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営業時間 | 11:00~16:30 |
定休日 | 火曜日 |
支払い方法 | 現金のみ |
公式サイト | – |
アクセス |
徒歩:東武鬼怒川線大桑駅から徒歩17分 自動車:国道121号線を鬼怒川線に進み、倉ケ崎交差点を過ぎてすぐ |